英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

債券運用の転機

 曇り。週末にかけて台風がやってくる。
 ピムコのビル・グロスに関する続報。グローバルでみると、38兆ドルにおよぶ債券市場に地殻変動が起ころうとしている。今年で70歳になるビル・グロスが同社を去ったからだ。
 これ以降、同業他社はピムコの顧客を奪おうと動き始めている。数千億ドルとまではいかないまでも、数百億ドルの資産が運用会社が変わろうとしている。
 債券運用の世界では、投資家はあまり運用マネージャーを変えようとしない。ビル・グロスの退任のようなイベントは、債券運用の世界ではめったにない転機だという。
 http://online.wsj.com/articles/bond-titan-bill-grosss-job-switch-sets-off-scuffle-to-cash-in-1412379675?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 米国の雇用統計が公表された。失業率は今回のリセッション後、初めて6パーセントを下回った。9月の新規雇用者数の増加幅は24・8万人。
 ただ、失業率の低下には、労働力人口の減少という背景がある。Fedが長期的な失業率水準(いわゆる自然失業率)としてみているのは、5・2パーセントから5・5パーセント。この水準に実際の失業率は近づきつつある。
 この結果を受けて、株価は上昇し、ドルも他通貨に対して上昇した。
 Fedの利上げ時期が前倒しになるとの観測も浮上している。
 http://online.wsj.com/articles/u-s-job-growth-rebounds-in-september-1412339557?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection