英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

IMFの変心

 曇り時々晴れ。非常に蒸し暑い天気だ。
 最近の英字紙のヘッドラインは経済ニュースが後景に退き、外交や安全保障、社会問題が目立ってきた印象がある。それは経済問題が落ち着きを見せてきたからだろう。欧州経済情勢はけっして好調とは言えないだろうが。
 たとえば、WSJ電子版(アジア版)のトップはシリアに対するオバマ政権の政策だ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324049504578545772906542466.html?mod=WSJ_hpp_LEFTTopStories
 そのほかのニュースも、ベルギーの安楽死法案の話題、イランの大統領選の話題が大きく扱われている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323463704578495102975991248.html?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories

 IMFが米国に対し、その財政緊縮策について非難を始めた。米国の財政政策は「excessively rapid and ill-designed」なのだという。IMFといえば、財政規律を求める印象があったが、姿勢を大きく変えたのだろうか。
 IMFが世界経済の成長率を下方修正し、米国の2014年の成長率については、4月時点の見通しである3%を2・7%に引き下げた。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e5bb3438-d4fc-11e2-9302-00144feab7de.html#axzz2WH0VHh9g