英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

英国の世代間格差

 終日雨。読書にふける。
 吉本隆明氏死去に関し、日経新聞橋爪大三郎東京工業大教授が簡潔にして要を得た文章を掲載している。
 民主党の岡田副総理が自民党に大連立を打診し、断られていたという。民主執行部、小沢、野党の3極間で水面下の主導権争いがうごめいている。 
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120317/k10013788391000.html
 英字紙をにぎわしているゴールドマン元幹部の指弾について。この手のインサイダーによる批判は、過去数年間続いているが、新たな段階に入った。ブランクファインCEOが遅かれ早かれ辞任するのではないか、という観測も浮上している。不動産ローンデリバティブ商品をめぐる問題に始まり、最近では米国のエネルギーグループ合併をめぐる利益相反の疑いももたれている。
 スミス氏の告発に対する反論もある。ゴールドマン出身でJCフラワーズのフラワーズ氏はその一人だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/03190c7e-6f5c-11e1-9c57-00144feab49a.html#axzz1pKXN62n5
 ニューヨークのブルームバーグ市長はゴールドマンを擁護している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b32ce9fe-6f85-11e1-b3f9-00144feab49a.html#axzz1pKXN62n5
 英国で世代間格差が拡大している。20歳代の可処分所得は、老年家計のそれと比べて停滞している結果が出ている。にもかかわらず、オズボーン財務相は、高齢世代に影響がないような財政再建策にとどめている、との批判。日本と似たような状況が英国でも起きている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7831bd68-6f56-11e1-b368-00144feab49a.html#axzz1pKXN62n5