英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ユーロ危機再来

 今日は外出先で初めて更新してみる。85回目の更新だ。
 FT紙は、欧州ソブリン危機の再来を告げている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/abe5bf60-b8dc-11df-99be-00144feabdc0.html
 問題国の9月の資金調達額は8月の2倍にのぼるため、うまく調達できるか危ぶまれているというのだ。9月の必要調達額は800億ユーロ。8月が430億ユーロである。このうち、スペインは70億ユーロを必要としている。ギリシャは問題になっていないという。というのは、今後2年間分は緊急融資で調達できているからだ。問題はそうではない、アイルランドポルトガル、スペインだ。
 問題は投資家がこうした周縁国の債券を買うかどうかだが、今週から休暇明けで投資家が戻ってくる。そして、保有債券を売り始めるかもしれない。その意味で、ボラティリティは上昇しやすくなっている。
 先週、米国の経済統計は予想以上に良かったが、それにも関らず、二番底懸念が高まっている。
 対ドイツ国債スプレッドは拡大している。アイルランドのそれは356ベーシス。