英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドラギの後

 ドラギの後について、考察している。FT。

 ドラギ総裁よりも素早く動ける総裁を欲している。ドラギ総裁はユーロ圏を救うことには大胆後継者は経済の減速と戦う力が必要とされる。

 2012年の7月に有名になった言葉を発して以降、ドラギ総裁には「ユーロを救ったマリオ・ドラギ総裁」という冠言葉が常につけられることになる。10月に退任予定のドラギ総裁はそろそろ、お別れを言う時期になってきた。任期中の8年間は波乱の期間だった。

 https://www.ft.com/content/911665fe-41b8-11e9-9bee-efab61506f44

ブレグジットの対価

 ブレグジットにマーケットが揺れている。ブレグジットの「さざ波」を追跡したレポート。EUを離脱すれば、英国株価の低さや高い借入コストが浮き彫りにされるだろう。

 依然としてブレグジットの行方は分からないままだ。ブレグジットのコスト、対価を調べてみた。

 格付けの低い借り手にとっては、ブレグジットの不確実性は脆弱性を高める。ハイイールド債の国債対比のスプレッドは英国では5.5%。これは米国の4.1%よりも高い。

 https://www.wsj.com/graphics/tracking-brexit-ripples/?mod=article_inline

金融政策考

 晴れ。

 金融政策は今の経済停滞の状況を一層悪化させることになっているという。財政政策にシフトすべきであるという主張だ。FTのマーチン・ウルフ。

 金利はなぜこれほどまでに低いのか。それは長期停滞仮説が説明できるものなのか。これらの問いは、マクロ経済学の重要な課題である。そしてこれらはいずれも論争的なテーマである。

 最近のサマーズ氏らによる論文がこれらの疑問に光を当てている。

 https://www.ft.com/content/08c4eb8c-442c-11e9-a965-23d669740bfb

 これはサマーズ氏らのペーパー。

 https://www.brookings.edu/wp-content/uploads/2019/03/On-Falling-Neutral-Real-Rates-Fiscal-Policy-and-the-Risk-of-Secular-Stagnation.pdf

大詰めブレグジット

 曇り。

 ブレグジットをめぐり、英国議会の投票が大詰めを迎えている。メイ首相はユンケル欧州委員会委員長との会談に臨んだ。

 議会との話し合いが不調に終わった後、メイ首相は劇的な逆転を狙うべく、ユンケル氏との会談を仕掛けた。月曜日のお昼にユンケル氏と話し合い、月曜日夕方に新たなパッケージで合意すべく、交渉に臨んだ。

 https://www.ft.com/content/dceee028-43ca-11e9-a965-23d669740bfb

中国経済の楽観論

 強風を伴った雨。

 中国の循環的な景気回復は勢いを増している。貿易戦争の影響が和らぎ、国内の景気刺激策が効果を発揮している。中国経済への見方が回復しているようだ。

 https://www.ft.com/content/c085c2e4-4235-11e9-b168-96a37d002cd3