快晴。
ロシアのキリロフ将軍が暗殺された。化学兵器の使用を命じたとして非難されていた人物である。ウクライナのスパイ網が生きていることを証明している。
ウクライナの安全保障機関であるSBUは時間を無駄にしなかった。12月16日、SBUはロシアのキリロフ将軍を非難した。ウクライナにおいて禁止されている化学兵器を使用したとの訴えだ。その1日後、キリロフ将軍は死亡した。モスクワの住居近くで早朝に爆発が起き、その犠牲者となった。歩道のわきには焼け焦げた電気スクーターが置かれてあった。
SBUは今回の暗殺事件の声明を出している。キリロフ氏が近づくと爆発するように設計されていた。こうした結末はウクライナ人を殺害するすべての人物に待ち受けていると述べた。
今年に入り、英国は、禁止された兵器や誤情報の拡散に対し、制裁を科している。キリロフ氏はロシアのテレビに戦争開始以降、定期的に出演する人物であった。そして、根拠のない言説を振りまいていた。キリロフ氏暗殺はこれまでで最も高位の人物の暗殺となる。しかし、これが初めてではない。
ウクライナの情報機関はSBUのほかに、HURがあり、ロシア領土内において両機関とも活発に活動している。ロシア領内において洗練されたネットワークを築き上げている。
https://www.economist.com/europe/2024/12/17/the-killing-of-a-russian-general-shows-ukraines-spies-remain-lethal