英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

軍事費5%という新たな目標

 快晴。

 トランプ次期大統領はNATO諸国に対し、5%の支出目標を求めた。トランプ氏に近い外交関係者によると、トランプ氏は戦争終結を求める一方で、ウクライナ支援を続ける考えを示しているという。

 トランプ氏の政権移行チームは欧州高官に対し、NATO諸国に対する要望を伝えた。軍事費支出をGDPの5%まで引き上げるよう求めている。一方、ウクライナ支援は継続するとも伝えた。

 https://www.ft.com/content/35f490c5-3abb-4ac9-8fa3-65e804dd158f

対ロシア経済戦争の勝利

 曇り。

 ウクライナはロシアとの経済戦争に勝利しつつある。問題は、電力と人出、そして資金が続くかどうかにかかっている。

 https://www.economist.com/finance-and-economics/2024/12/18/ukraine-is-winning-the-economic-war-against-russia

 FOMC。想定よりも緩いペースの利下げになりそうだ。

 https://www.wsj.com/economy/central-banking/fed-cuts-interest-rates-again-but-officials-expect-fewer-reductions-in-2025-70562fac?mod=WSJ_home_mediumtopper_pos_1

日産とホンダ、経営統合の協議開始へ

 日産とホンダが経営統合の協議を始めた。中国の競業メーカーが急速に成長していること、そして、電気自動車の需要が芳しくないことが経営統合を後押ししている。

 もし経営統合すれば、520億ドルの巨大自動車グループが誕生する。

 https://www.ft.com/content/bb17e194-d518-4f61-8efa-104b2fa0dc81

ロシア将軍の暗殺

 快晴。

 ロシアのキリロフ将軍が暗殺された。化学兵器の使用を命じたとして非難されていた人物である。ウクライナのスパイ網が生きていることを証明している。

 ウクライナの安全保障機関であるSBUは時間を無駄にしなかった。12月16日、SBUはロシアのキリロフ将軍を非難した。ウクライナにおいて禁止されている化学兵器を使用したとの訴えだ。その1日後、キリロフ将軍は死亡した。モスクワの住居近くで早朝に爆発が起き、その犠牲者となった。歩道のわきには焼け焦げた電気スクーターが置かれてあった。

 SBUは今回の暗殺事件の声明を出している。キリロフ氏が近づくと爆発するように設計されていた。こうした結末はウクライナ人を殺害するすべての人物に待ち受けていると述べた。

 今年に入り、英国は、禁止された兵器や誤情報の拡散に対し、制裁を科している。キリロフ氏はロシアのテレビに戦争開始以降、定期的に出演する人物であった。そして、根拠のない言説を振りまいていた。キリロフ氏暗殺はこれまでで最も高位の人物の暗殺となる。しかし、これが初めてではない。

 ウクライナの情報機関はSBUのほかに、HURがあり、ロシア領土内において両機関とも活発に活動している。ロシア領内において洗練されたネットワークを築き上げている。

 https://www.economist.com/europe/2024/12/17/the-killing-of-a-russian-general-shows-ukraines-spies-remain-lethal

シリアとクレムリンの秘密協議

 快晴。

 シリアの新体制とロシアの間で秘密の協議が始まっている。ロシアの軍事プレゼンスについて話し合っている模様だ。

 西部シリアの空軍基地の入り口では、プーチン氏の肖像がにらみを利かせている。ロシアの兵士たちはホムスから到着した一隊に敬礼を送っている。ここ数日間、クレムリンは数百人の部隊を撤収し、シリアの他の部署に転身している。

 この逃走はアサド体制がモスクワへ逃げ出す一環でもある。アサド氏による血にまみれた体制が崩壊して以降、シリアにおけるロシアの存在感は不確実になっている。多くの人々はHTSがロシア軍を追い出すとみている。

 しかし、エコノミストによると、HTSとクレムリンは交渉に入っている。HTSはロシアとの関係について非常に現実的に考えている。HTSはシリアの一部の基地を使用することを容認しそうだ。

 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/12/16/the-secret-talks-between-syrias-new-leaders-and-the-kremlin

トランプ関税政策は本気なのか

 快晴。

 トランプ政権によるインフレ懸念が高まっている。Fedは今週、FOMCを開催するが、どう動くか。

 https://www.ft.com/content/50ec8049-58ca-4a8f-abe5-9036a0cb0317

 企業経営者らは、トランプ氏が関税政策の持論を変えてくれることを願っている。彼は譲歩をするような人物ではないからだ。トランプの周辺は、彼は本気であると述べている。

 https://www.wsj.com/economy/trade/trump-tariff-plan-business-lobbying-8f02ccea