英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

パウエルに求められる「微妙なかじ取り」

 パウウェル会見について。Fedにとって難しい時期であるが、パウウェル議長はそのハト派的な約束を維持した。今週のFOMC後の会見についてだ。

 Fedの短期の見通しは、コロナウイルスの拡大により停滞している。エコノミストや投資家らはFedによる新たな大規模緩和を求めている。しかし、2021年後半にかけての見通しは改善しつつある。ワクチンの接種により、これ以上の強力な経済措置は不要であることを示唆しているのだ。

 こうした微妙なかじ取りをパウエル議長は求められているが、こうした大規模な資産買い取りはより長期の時間軸で進めることを示唆した。これはパウエル議長のハト派的な約束を維持したことを意味している。

 https://www.ft.com/content/2a32037d-612d-43bc-b472-ba124bddf47d

 NYTの金曜日のブリーフ。プーチン大統領は年次恒例の会見で、ナバルニー氏に関する質問を笑い飛ばした。木曜日に開かれた会見で、毒物によって重体に陥ったナバルニー氏について、プーチン大統領は、もしロシアのエージェントがナバルニー氏を殺そうとするのであれば、彼らはその仕事をおそらく完遂しただろう、と笑い飛ばした。

 プーチン氏はロシアの情報機関がナバルニー氏の動きを追跡していたことを認めたが、今回の毒殺未遂の背後には米国の動きがある、とした。

 https://www.nytimes.com/2020/12/17/briefing/macron-coronavirus-aleksei-navalny-chartreuse.html