イタリア、スペインの第2波 - 英字紙ウォッチング

　晴れ。

　イタリアとスペインでコロナ第2波。両国政府は新しいコロナ対策を打ち出した。イタリア政府は5月にロックダウンを解除して以来、初めて公衆衛生上の厳しい措置を導入した。スペインも国全体で夜間外出禁止令を出した。

　イタリアのコンテ首相は、月曜日からすべてのバーやレストランは6時閉店とすると述べた。当面、1カ月をめどにこうした措置をとるが、学校や職場は今まで通りあけるという。ジムやスイミングプール、劇場や映画館などは閉館となる。

　学習や仕事場を離れることのないようにすることが強く推奨されるとした。

　スペインではサンチェス首相が夜11時から朝6時までは外出禁止とするとした。6人以上が集まる会合も禁止する。

　今朝のブリーフ。中国政府は西部のカシュガル地方に対し、旅行禁止令を発した。自覚症状のないコロナ感染者が発見されたからだ。137例あるという。

　アメリカではペンス副大統領の側近3人がコロナ陽性と診断された。このことは、ホワイトハウスにおける安全手順に対する新たな疑義を突き付けている。ホワイトハウスではマスクは着用されない。ペンス副大統領は選挙キャンペーンを続けるとしているが、疑問が呈されている。

　香港の活動家が国外逃亡を続けている。しかし、安全地帯は存在しない。

　香港は数十年にわたり、中国本土における戦争や飢餓、政治的迫害から逃れるシェルターのような役割を果たしてきたが、今や逆になっている。香港の多くの活動家は米国やカナダ、ドイツに難民申請をしている。