大学は学生の不在により、挑戦にさらされている。エコノミストの最新号。
コロナウイルスは大学にとって苦痛に満ちたものになったが、同時に変化をもたらしている。何を、いかに教えるのか、再考を迫られている。
通常であれば、夏の終わりというのは、新興国の空港は神経質な18歳の子供たちであふれかえるところだった。飛行機に乗り、豊かな国の大学で新しい生活を始める不安に満ちている。
毎年500万人以上の学生がグローバリゼーションの勝利をかみしめている。大学にとってみれば、彼らは高い報酬をもたらしてくれる良い顧客でもある。しかし、国境が封鎖され、こうした移民はコロナウイルスの犠牲者になった。
学生にとって、コロナウイルスは生活を困難にしている。自宅に流れる不便なセミナーを聞くか、生活がもとに戻るまで不便な勉強を続けなければいけない。
大学からすると、事態はもっと破滅的だ。大学は大規模な海外学生からあがる収入の口を打ちなっただけでなく、大学運営の在り方自体を変えなければいけないのだ。