PEは危機をチャンスに変えられるのか。エコノミストより。彼らのパフォーマンスは、投資家だけでなく、経済全体にとっても重要な意味を持つ。
健全なステュワードシップが2007年の危機の際に試された。銀行のトップはあまりに過剰なリスクを取り過ぎた。スター的存在のヘッジファンドのマネージャーらは、損失に苦しんだ。
銀行は規制の重しに苦しみ、ヘッジファンドのリターンは平凡なものになった。
そんな中でPE、プライベートエクイティはこうしたトレンドの唯一の例外であり続けた。2007年~2009年の危機時に仕込んだファンドのリターンは、年率で18パーセントにも達した。それ以上に重要なのは、投資家、それはすなわち大学基金から公的年金ファンドまでを指すが、それらはより多くの資金をPEマネージャーらに手渡しているのだ。
大手のPEは今や、バイアウトだけでなく、不動産やクレジット市場をカバーする金融コングロマリットというべき存在に進化した。