雨。
Fedのブラックロック厚遇に、ウォールストリートが眉をひそめている。
火曜日に投資からは記録的な数字となる15億ドルの資金をブラックロックの運営するETFに投じた。これはひとえにFedのおかげである。
というのも、その前日にFedは初めて、債券ETFを買い入れる計画を発表したからだ。狙いは金融システムの緊張を和らげることが目的である。
一つは、発行された債券を直接買い入れること、もう一つは流通するセカンダリー債券を購入し、あるいはETFを通じて購入するものだ。さらにMBSも購入する。これら3つのプログラムはすべてブラックロックが監視する。
たしかに買い入れに伴う手数料はFedに還流することになっているが、今週起きたETFへの資金の流れは、いかにFedがブラックロックの利益に合わせて間接的にETF市場を形成しているかを示している。
ブラックロックのウォールストリートにおける影響力の大きさから、匿名での発言に応じたあるアセットマネジメント会社の幹部は、この出来事がいかにひどいことか、と述べる。Fedが今回命じた仕事をすることができる会社やマネージャーは100人でも200人でもいるが、今回選ばれたのはブラックロックだった。
https://www.ft.com/content/08b897a5-aadb-40d7-922c-431154ed968a