英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

現代の「アラジン」

 ブラックロックブラックボックス。現代金融におけるテクノロジーの塊であるが、中身がよくわからず、利益相反の恐れも指摘されている。

 10年ほど前、毒性に満ちたMBSが金融システムを大きく揺るがした。その際、米国政府はラリー・フィンクに助けを求めた。フィンク氏はブラックロックを創業する前の1980年代に、こうした資産をスライスし、売却した。

 危機が深まると、フィンク氏はポールソン財務長官と話し合うようになった。このことが、フィンテック革命の先頭に立ち、政治や財政とのつながりを築き上げることになった。

 この中核にあるのが、ブラックロックのテクノロジー基盤であるアラジンだ。

 https://www.ft.com/content/5ba6f40e-4e4d-11ea-95a0-43d18ec715f5

 アラジンについて。今から3年近く前、2017年の記事である。

 https://www.ft.com/content/eda44658-3592-11e7-99bd-13beb0903fa3