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バイデンとブティジェッジの当選可能性

 晴れ。

 アメリカの大統領選が本格的にスタートする。民主党の大統領候補であるバイデン氏とブティジェッジ氏が、アイオワ州党員集会を前に、当選可能性をめぐって争っている。

 主に葬儀に使われるホテルで、ジョー・バイデン氏は有権者に対し、月曜日のアイオワ州の党員集会でバイデン氏を支持してほしい理由を3つ挙げた。トランプ氏もプーチン氏も、金正恩氏もバイデン氏が民主党候補になるのを恐れているというのだ。

 およそ150人の退職者を前に、元副大統領は北朝鮮がバイデン氏のことを狂犬と呼んでいることを紹介した。トランプ大統領は80人の代理人アイオワ州に送り込んでいる。

 アイオワ州の党員集会を直前に控え、民主党員たちは誰がもっとも当選可能性のある候補であるかを比較考量している。「ジョーおじさん」のような穏健候補なのか、それともサンダース氏やウォーレン氏のような急進的な上院議員なのか。はたまた、ピート・ブティジェッジ氏のような若き候補者なのか。

 とくに穏健派候補選びで競合しているのが、バイデン氏とブティジェッジ氏だ。ブティジェッジ氏は、最後の数日間の複数イベントで、バイデン氏への反撃に出た。ジミー・カーター氏やビル・クリントン氏、バラク・オバマ氏の例を挙げ、ワシントンでの経験の少なさは問題にならないと述べたのだ。

 世論調査によると、アイオワ州の指名をめぐって4人の候補が争っている。特にここ数日間、バイデン氏とブティジェッジ氏が注目を集めている。というのも、上院議員であるサンダース氏とウォーレン氏は、トランプ氏の弾劾裁判でワシントンから動けないためだ。

 リアル・クリア・ポリティクスによると、サンダース氏が24パーセントでリードしている。バイデン氏の支持率は20パーセントだ。

 バイデン氏とブティジェッジ氏はともに米国に対する信頼と同盟関係の再構築を訴えている。最後の追い込みで、ブティジェッジうちはバイデン氏よりも多くの集会をこなし、より幅広い年齢層の支持者から関心を集めている。

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