英字紙ウォッチング

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ディストレス債務の警告

 晴れ。

 アメリカのディストレス債務が投資家に警告サインを発している。ジャンク級債務のインデックスが深刻な負荷がかかっていることを示している。

 投資家らは、米国の社債市場におけるもっともリスクのある部分から資金を引き揚げ始めている。投資家の懸念は、輝いていた国内経済は重い債務の負担にあえぐ数百の企業を救うことはできないだろうというものだ。

 社債市場は今年、大きな上昇相場を享受した。Fedの利下げと世界最大の経済©である米国経済が堅調だったことに支えられた。今年、ジャンク級の債務インデックスのリターンは12%にのぼった。

 しかし、クレジットリスクをとろうという熱狂の下で、すべてバラ色ではないという良識も働いているという。

 3年前、ジャンク級の格付けをつけられた米国企業の間で、苦しんでいたのはエネルギーセクターの企業に限られていた。今や不振企業はより広く広がり、小売り企業などに広がっている。

 通信業界も例外ではない。金融政策がこうした企業にとって支援するような内容であっても、借り手を元気づけるのに十分ではないかもしれない。

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