晴れ。
IMFの次期専務理事候補に、ブルガリアのGeorgieva氏が候補に浮上している。EU側の推薦である。
激しい非難の応酬の末、14時間にわたる投票が行われ、彼女が選ばれた。オランダの候補者と僅差の投票に勝利し、Georgieva氏が選ばれた。
10月初めにも候補者の投票がIMFの経営委員会が行われ、次期専務理事に選ばれる見通しだ。
Georgieva氏が28か国のうち、56%の支持を得た。しかし、人口の65%の支持を得なければならないというEUの基準を満たさなかったが、2時間にわたる議論の末、Georgieva氏が選ばれることになった。
彼女の選出はフランスのマクロン大統領の勝利でもある。フランスはGeorgieva氏の最大の支援者であり、ドイツやオランダと分かつ点でもあった。
https://www.ft.com/content/7b89aa12-b543-11e9-8cb2-799a3a8cf37b
オバマの遺産をすべてひっくり返す。これがトランプ氏のやっていることの一つである。
トランプ氏の仕事はほぼ完成に近づいている。イランとの核合意からパリ気候協定まで、トランプ氏は前任者が築いた仕事をすべてひっくり返そうとしている。
まだ終わっていない仕事がオバマケアであり、これは共和党が一部ではなしえないことだ。ゆえに、皮肉なことに、トランプを交代させようとする民主党の努力は彼の仕事を終わらせることになる。ほとんどすべての人はオバマケアを復活させようと約束していない。
大きな例外がバイデン氏であり、オバマケアを定めたACAを実行しようとしている。
民主党の大統領候補選びの論戦において、どの候補もオバマ氏を直接非難しようとしない。オバマ氏はアメリカ人が共通に抱いていることを背景にした、非常に高い誓いをもとに選ばれた。彼にとっては共和党のアメリカも、民主党のアメリカも存在しない。一つのアメリカのみ存在する。
民主党員にとって、トランプ氏が大統領にえらばれたのはゼロからのスタートなのだ。それがバイデン候補のリードが揺らいでいる大きな理由の一つでもある。
他の民主党の23候補と異なり、バイデン氏はトランプ氏のことを逸脱者だと思っている。そして、2020年の選挙でトランプ氏を内倒し、米国をオバマ時代のような確実な時代に戻すことが可能だと思っている。
しかし、他の候補が考えているように、アメリカは2つに苦々しくも分裂している。ほかの23候補は復讐に動こうとしている。
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