英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ユニコーンの上場ラッシュ

 晴れ。

 リフトやウーバーなど、大きな未上場企業、いわゆるユニコーンが上場市場に殺到している。

 米国の市場やそれ以外の株式市場に、ユニコーンの一群がギャロップをしながら上場を検討している。これら未上場企業は数十億ドルの資金調達を模索している。リフトやウーバー、スラック、ピンタレストなどがその一群だ。しかし、共通点もあり、彼らはそれほど巨額のお金を稼いでいるわけではないことだ。

 この事実は市場の投資家を不安にさせているようには見えない。利益というものは、20世紀の産物であるのだ。ある研究によると、1980年に米国企業の25%は、市場に上場したときに赤字だった。昨年、その比率は80%に上昇している。リフトの上場はこの最新IPOトレンドを反映している。

 ウーバーも興味深い。2009年に創業し、ここ10年間で一度も利益をあげたことはない。昨年は33億ドルの赤字となった。しかし、ウーバーの企業価値は今年1200億ドルに達する。

 https://www.ft.com/content/a5b67946-59d6-11e9-9dde-7aedca0a081a