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米議会上院の民主党は政府閉鎖から機能を再開させるため、超党派の外交政策の法制化を検討することを阻止する構えだ。トランプ氏が国家安全保障のために、手詰まり状態を打開しようと、国民向けアピールをするわずか数時間前のことだ。
政府閉鎖は18日になろうとしているが、民主党も大統領側もトランプ大統領の提案する国境の壁の資金について、譲歩する準備はない。
一部にはそう思われていたようだが、年頭教書において、トランプ大統領は壁をどうしても建設するために、国家の緊急事態を宣言するとは思われていない。その代わりに、トランプ大統領は国家の危機に際して、メキシコとの国境の壁がなぜ重要なのか、その根拠を説明すると思われている。
NBCなどの世論調査によると、29パーセントの回答者が壁建設を支持し、55%が不支持を表明している。木曜日にはトランプ大統領自身が南部の国境付近を訪れ、この問題をアピールする予定だ。
火曜日には、上院の民主党は、イスラエルへの武器供与や中東政策の変更を狙った一連の法案に反対する構えを見せた。共和党は上院で53議席を保有しているが、これらの法案を通すには60票が必要である。民主党の一部には、政府閉鎖が解除されるまで、すべての法案に反対すると息巻く議員もいる。