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米中貿易協議

 晴れ。晴天続きである。

 米中貿易協議が月曜日、北京で始まった。どういう交渉が行われるかで協議が成功するか、破談となるかが決まる。

 2日間と予定されている交渉の最中、ワシントンと北京双方の貿易交渉担当者は、中国首脳から最近幅広い分野で打ち出された細目について、徹底的に議論を重ねる予定である。米国製品やサービスを中国がより多く購入することや、米国企業が中国市場へアクセスしやすくすること、そして、米国の知的財産権を守ることなどだ。そして、交渉はすべての分野において、米国側が中国の交渉相手を押している展開だという。

 たとえば、具体的な品目を具体的な日程でいつ買うのか、詰めているという。

 トランプ政権としては、過去、中国がフォローアップしたときに乏しい実績しかなかったことを踏まえ、北京政府と何らかの強制力のある取引を行いたい意向だ。

 金融セクターの開放もそうだ。本国のジョイントベンチャーにおいて、外資は49%までしか株式を保有できない、という規制が一例だ。スイスのUBSのみ、中国において現在、JVでマジョリティを保有している。JPモルガンや野村に対し、同様の規制緩和を検討する準備を中国当局はしている。

 北京政府としては、モニタリングのプロセスは導入することで同意しているようだ。しかし、北京政府の内部ではワシントンに対する不信感が深く根付いている。

 https://www.wsj.com/articles/u-s-pushes-china-to-follow-through-on-trade-promises-11546869147?mod=hp_lead_pos4