投資家はＦｅｄが今年2019年に、利上げを中止すると予想し始めている。金利先物市場が示すのは、2019年の利上げの終焉である。
この投資家の予想が正しいかどうかは、2019年の米国経済の成長がどこまで減速するかにかかっている。そして、昨今の市場の変動によって設備投資や雇用、そして消費にどれだけ影響するか次第だ。
Ｆｅｄは今年、海外経済が減速し、減税効果も剥落する中、米国経済の成長を穏やかなペースだと見込んでいる。もし投資家の予想が当たる場合、それはＦｅｄが予想する２・３％よりも成長率が低くなる必要がある。
先物予想では、今年利上げを停止する確率は91％まで上昇している。さらに、今年利下げの確率もある。
水曜日に始まった今年初めての株式市場で、米国株はわずかながら上昇して引けた。一方、10年国債金利は２・６５９％で引けた。これは過去1年間でもっとも低い。
Ｆｅｄは昨年12月19日の会合で金利を０・２５％引き上げた。今年はあと２回の利上げを予想しているが、それは経済が２・３％で成長することが前提になっている。
