英字紙ウォッチング

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マクロン、トランプへ接近

 晴れ。
 マクロン大統領がイラン問題をめぐって、トランプ氏を説き伏せようとしている。トランプ氏と共通点はないが、寄り添う努力をしている。
 若きフランスの大統領は、ワシントンに到着した。彼の最優先リストにあるのは、イランの核合意から離脱しないよう米国の指導者を説得することだ。トランプ氏は5月12日に離脱すると脅迫し、依然としてそうする姿勢を崩していない。
 しかし、フランスの大統領に促されてトランプ氏は初めて、欧州のアイデアに興味を示した。もしトランプ氏を引き付けることができれば、マクロン氏にとって大きな外交上の勝利になるかもしれない。
 フランス大統領の提案は、フランスと英国、ドイツが共同で緊密に練り上げたものだ。アイデアは、2015年にロシアと中国も交えてなされた既存の合意を広げるものだ。2025年以降も対象に資、弾道ミサイルプログラムや地域への干渉をカバーしようとするものだ。
 トランプ氏の不安定さや彼の側近らのイランに対する敵視姿勢を考えれば、この提案はギャンブルでもある。
 トランプとマクロンという組み合わせは奇妙である。世界観がまったく異なる2人の西側主導者を組み合わせて想像することは難しい。しかし、二人はお互いをある程度尊重しているように見える。
 https://www.economist.com/news/europe/21741118-frances-president-has-little-common-americas-somehow-they-get-along-emmanuel-macron