英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ロシアの資本

 曇り。気温もやや低い。
 フェイスブックザッカーバーグ氏が議会の公聴会に臨んだ。議員らはフェイスブックに新しい規制をかけると警告した。ザッカーバーグ氏は過ちを認めたが、ソーシャルメディアのプラットフォームを根本的に変えることについては、何ら言質をとらせなかった。
 数時間にわたる質問のあいだ中、ザッカーバーグ氏は過ちを認めつつも、複雑な質問に対して冷静に説明しようと努めた。ザッカーバーグ氏は、このエコシステムを警備するために、よりアクティブな考えを必要としている、という言い方をした。
 金融市場はザッカーバーグ氏の回答に好意的に反応した。同社の株価は4・5%上昇した。
 公聴会は2日間の予定。議員らはザッカーバーグ氏のことを、透明性に欠けると批判した。しかし、テクノロジー業界がもっとも恐れていた、ユーザーデータをすべて保護する包括的な立法について、コンセンサスがないようだ。
 https://www.wsj.com/articles/at-facebook-hearing-senators-signal-interest-in-more-tech-regulation-1523390133
 トマ・ピケティ。ロシアの資本と題する論考である。グラフをみると、ロシアの所得上位10%比率が急上昇していることが鮮明である。
 来月、カール・マルクスの生誕200年を迎える。悲しきロシアの今日の姿をみて、彼はどんな思いを抱くだろうか。マルクスは1848年革命のときには30歳で、ケインズの生まれた1883年に亡くなった。
 1917年のボルシェビキ革命は、とうてい科学的とは言えなかった。私有財産は廃止された。
 http://piketty.blog.lemonde.fr/2018/04/10/capital-in-russia/#xtor=RSS-32280322