英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

アラムコ上場延期

 快晴。
 サウジアラムコの巨大IPOは時期がずれ込み、2019年になる見込みである。FTが報じている。2兆㌦に達する企業価値を持つ企業の上場に、アドバイザーとなる投資銀行は苦闘している。
 上場市場はロンドンが有力視されている。サウジ政府として、株式の5パーセントを売り出しに回したいと希望している。そして、2018年後半の上場を目標にしていた。
 しかし、サウジアラムコファイナンスや内部オペレーションは数十年にわたって秘密のベールに包まれてきた。そして、政府との緊密な関係が金融、法律、規制上の観点から問題視されている。
 海外における上場市場としては、ロンドンとニューヨーク、香港が争っている。さらに、戦略的投資家への相対での株式売却も検討されている。
 https://www.ft.com/content/62fa88b0-21f4-11e8-9a70-08f715791301
 トランプ氏は関税をめぐってドイツの自動車メーカーを脅しにかかっている。一方、この提案は米国の政治エスタブリッシュメントを揺さぶるとともに、民主党議員の一部から予想もしなかった支持を得ている。
 トランプ氏はペンシルバニアの集会に出席し、EUの自動車は「巨額の金を生むアイテム」だと表現し、民主党上院議員であるマサチューセッツ州のエリザベス・ウォレン議員の支持を得たと明らかにした。
 一方、アリゾナ州出身の共和党上院議員は、トランプ関税案を無効にするような法案を提案すると述べた。これは1970年代にカーター大統領が石油に関して関税をかけた際に、それを無効にするような同種の法案が出されたことがある。
 https://www.ft.com/content/6bbd9e74-2546-11e8-b27e-cc62a39d57a0