英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

成長のパズル

 曇り。今日もブログの調子が悪い。
 米国債金利が3パーセントに到達することは良いニュースなのか。それとも悪いニュースなのか。
 長期債の金利がここ数年で初めて、3パーセントに到達しようとしている。これは力強い世界経済の成長のあかしである。これは金融市場にとっても重大な意味合いを持つ。今年に入って10年債が0・5パーセント上昇したが、これは政府や消費者、企業の借り入れコストが上昇する形で影響する。ダウ株価指数が10パーセントほど下落した一因にもなった。
 しかし、成長や企業の収益に対する楽観論を反映し、株価は先週値を戻した。債券金利が上昇する中で株価も上昇することは、市場が長期停滞を克服しつつあるサインでもある。
 そこで現在の関心は長期にわたるインフレと中央銀行の刺激策が続くかどうかにかかっている。今週はアトランタ連銀のボスティック総裁が講演を行う予定である。もしFRB金利を引き上げ、債券ポートフォリオの規模を縮小すれば、金融市場のボラティリティは上昇するだろう。
 債券金利の上昇は政府が行う1・5兆㌦の減税と時期が一致する。減税で国債金利が上昇しかねないが、そのタイミングでの金利上昇である。
 https://www.wsj.com/articles/investor-sentiment-proves-robust-as-u-s-yield-closes-in-on-3-1519122601
 FTより。成長のパズルと題する長めの記事。
 https://www.ft.com/content/76057bd8-1342-11e8-940e-08320fc2a277