ゴールドマンサックスについて。大衆顧客向けの投資マネジメントビジネスを強化していく計画を立てている。目指すはチャールズ・シュワブ。ウォールストリートに閉じこもるのではなく、メインストリートに出ていく。
月曜日にゴールドマンは、まだ未成熟なコンシューマー銀行のマーカスと投資マネジメントビジネスを統合すると発表した。これによってより幅広くウェルスマネジメントの提案ができると強調している。マーカスのデジタル技術とこれまでに培ったセールスチャネルと商品を融合させる。
ゴールドマンがこれまで相手にしてきたメインの顧客は、典型的には投資アセットが1000万㌦以上の個人顧客だった。マーカスはこれに対し、最低資産は設けていない。その結果、2016年のローンチ以降、主に米国において200万人の顧客をひきつけている。
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米国では金利のつかない預金口座から資金が流出する動きが起きている。銀行にとってコストのかからない資金が減少している。
FRBによる3年に及ぶ利上げの後、顧客は数十億㌦の資金を預金口座から引き出している。より利回りの高い運用先に資金を預け替えているのだ。
JPモルガンなど米4大銀行の預金は今年の第3四半期に5%減少した。こうした預金流出は過去10年で初めてのことだ。金利のつかない預金は、銀行の資金調達にとって、宝石のようなものだった。