英字紙ウォッチング

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無答責のサウジ皇太子

 晴れ。

 サウジ問題。領事館における言い争いが、殺害につながったとサウジ側は説明している。18人のサウジ人が拘束された。

 激しい喧嘩とこぶしでの殴り合いの後、死亡したとしている。

 サウジ国営テレビの声明によると、政府の司法長官は18人のサウジ市民を拘束したと発表した。カショギ氏は10月2日にイスタンブールのサウジ領事館に入ったのを最後に行方が分からなくなっていた。トルコ政府はサウジの工作員が領事館で彼を殺害したと結論づけている。

 サルマン国王は、ムハマド・ビン・サルマン皇太子に主導される新たな委員会の発足を命令した。サウジの情報機関の修復が使命となる。このことは、サルマン皇太子が今回の事件の責任を負わない意思表明をしたと受け止められている。

 サルマン皇太子に近い2人の高官も地位を保証された。そのうちの一人はサウジアラビアの情報機関のナンバー2であるアシリ氏。今回のカショギ氏を標的にした作戦に直接かかわっていたとみられる人物である。

 https://www.wsj.com/articles/saudi-arabia-detains-18-people-in-connection-with-journalists-death-1539987519?mod=hp_lead_pos1