英字紙ウォッチング

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新金融ハブ・パリ

 晴れ。台風一過だが、電車のダイヤは大幅に乱れている。

 ブレグジット後のロンドンに代わる貿易の中心地としては、パリが勝利しそうだ。銀行や資産運用会社はロンドンからパリへ、活動拠点を移そうとしている。

 具体的には、シティグループバンクオブアメリカに続き、ブラックロックJPモルガン・チェースもパリ移転を検討している。

 パリのライバルはフランクフルトやダブリンだった。しかし、パリが雇用や税金などの面で勝利しつつある。労働コストはロンドンと同程度だという。さらに、フランスの規制当局の洗練度合いも、パリ移転の決め手になっている。

 銀行が移転を決めるのは、その顧客の動向が大きい。70のアセットマネージャーがパリでの免許をとる準備を進めている。

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