英字紙ウォッチング

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トランプ国連演説

 今日も曇り。連日冴えない天気が続く。

 トランプ氏が国連総会で演説を行い、同政権が進める強硬な貿易政策を擁護した。トランプ氏は国際的な組織や同盟は説明がつかないと批判したが、他の世界の首脳からの反論について受け止めると話した。他国に対しては、主権に従い、自国自身の道を歩むよう求めた。

 国連総会で演説したトランプ氏は、昨年の初演説よりも抑制されたものだった。彼は、米国の労働者が被害に遭うことは許さないし、米国企業が騙されたり、米国の富が移転されるのは許されない、とスピーチした。

 しかし、昨年以降の米国の貿易に対する姿勢により、この保護主義的な米国に立ち向かうことができるのか、世界の国々は疑問視している。

 しかし、トランプ氏の後に演説した世界の首脳陣のビジョンは、トランプ氏のそれとは対照的なものだ。

 トランプ氏が演説で何度も批判を加えたイランのローハニ大統領は、イスラム共和国は国際的な義務に従う平和的な国であると強調した。それに対し、米国は世界の基準を破り、その権力を他国を抑圧するために使っていると述べた。国際的な安全は米国のおもちゃではない、と批判したのだ。 

 https://www.wsj.com/articles/trump-to-call-for-international-trade-reforms-in-u-n-speech-1537876904?mod=hp_lead_pos2