曇り。台風が接近中である。
トランプ大統領は中国とは敵対的な関係にある一方、アジアや欧州で貿易協定を追求している。中国に対する政策とアジア、欧州に対する貿易政策は対照的である。政権としては、貿易を保護し、拡大したいと思っており、そのための手段をとっている。
トランプ氏は月曜日に、韓国との修正した貿易協定に調印した。水曜日には日本を説得し、公式の二国間協議に入ることを希望している。ニューヨークにおける国連総会にあわせて、こうした商業ベースでの外交努力が続けられている。
欧州連合とのカウンターパート相手とも、会合が計画されている。
こうした動きは対中貿易政策とは対照的である。中国に対しては、2000億ドルにのぼる輸出品に対し、新たに10%の関税をかける。北京政府はそれに報復し、600億ドルの米国製品に関税をかけている。
今週のこうした動きによって、トランプ氏がNAFTA協定見直しでどういう絵を描こうとしているのかもわかる。政権はカナダに対し、9月30日までに新しいNAFTAのフレームワークに参加するよう求めている。しかし、先週のカナダ政府との協議は物別れに終わった。月曜午後現在で、新しいハイレベルの交渉は予定されていない。