英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

あと2回の利上げ

 今日も涼しい。長かった夏も終わり、そろそろ秋である。

 投資家はFedの利上げに疑いを持っていない。インフレ傾向がより強まるに伴い、Fedが今年あと2回、利上げすると織り込んでいる。

 今年あと2回利上げするとの期待はより強固なものになっている。それは先週公表された賃金上昇率がもっともはやいペースで高まっているからだ。

 8月の賃金上昇率は、平均的な時間給で2・9%、前年同期比で上昇した。そのことがインフレ期待をより高め、それがベンチマークとなる国債金利に跳ね返っている。BEIのインフレ率は2・12パーセントになっている。

 一つの見立ては、四半期ごとに1度、0・25%ずつ利上げするペースを来年も続けるという考えだ。

 https://www.ft.com/content/857e9f1a-b606-11e8-b3ef-799c8613f4a1

 ボブ・ウッドワード氏の新著が波紋を広げている。トランプ氏によるカオスのようなホワイトハウスの内情をぶちまけているからだ。ウッドワード氏のほかに、Newman氏もトランプ氏が大統領職にいかにふさわしくないか、著書の中で示している。

 問題はトランプ氏がその職にふさわしくないのに、だれもそのことについて何もできないからだ。

 ウッドワード氏はウォーターゲート事件の調査報道記者として名をあげて以降、数々の著作で大統領職とは何か、我々の知見を豊かにしてくれた。彼のもう一つの利点は、その調査手法だ。彼はインサイダーたちに話をするよう説得できている。

 https://www.ft.com/content/a4b4058c-b507-11e8-bbc3-ccd7de085ffe