英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

利上げは続くよ

 晴れ。毎日が慌ただしく過ぎていく。 
 Fedは利上げに踏み切った。今年3回目の利上げであり、9月に示した2018年は3回利上げする見通しも堅持した。
 今回の利上げでベンチマークとなるFF金利は1・25から1・5%となる。経済成長の見通しを引き上げ、経済の動向が見通し通りであるなら、利上げ路線を継続すると述べた。
 9月見通しよりも経済成長がより加速し、労働市場はより一層タイトになるのに対し、金利やインフレの見通しについては大きく変えなかった。来年は3回の利上げを見込み、19年と20年にそれぞれ2回の利上げを見込んでいる。
 イエレン議長は記者会見で、「現時点において、米国経済のパフォーマンスは良い」と述べた。
 新しい見通しでは、経済は今年と来年、2・5%となる。長期の経済成長率は1・8%。この状態が2020年にかけて続くとみている。
 今回投票に加わったシカゴ連銀のエバンス総裁とミネアポリスのカシュカリ総裁は反対票を投じた。利上げなし、を支持したからだ。
 大きな問題点は、今後数年間、どのように利上げをしていくのかだ。2015年後半からこれまでの間、0・25%ポイントの利上げを5回行った。7年ゼロ金利を続けたあとのことだ。
 現在、議会で議論が続いている減税法案が与える影響については、時期や影響度は不確実だとしつつ、経済を押し上げるだろうと述べた。しかし、これによって金融政策を大きくかえる必要はないとメンバーは結論づけたという。
 https://www.wsj.com/articles/fed-raises-interest-rates-sees-continued-path-of-increases-in-2018-1513191780