快晴。
レンルイス教授が10年前の金融危機の原因を振り返っている。
これまでいろんな論者が原因についてあれやこれやと分析してきた。米国からみると、アジア諸国の貯蓄過剰や米国の金融政策の失敗、米国の住宅バブルが原因だと分析されている。一方、欧州からみると、ユーロ圏周縁国の過剰貸出やユーロ圏自体の設計ミスが原因だと考えられている。
レンルイス教授がみるところ、危機は米国と欧州双方の銀行があまりにレバレッジを高めたことが原因だという。
とっかかりとなる、Bayoumi教授の本によると、2002年にすでに危機の芽は生まれていた。欧州では非常に大規模なユニバーサル銀行がレバレッジを極度に高めていた。米国でも、投資銀行とリテール銀行は文理されていたものの、シャドーバンキングに対する投資銀行の規制はほとんどなかった。
https://mainlymacro.blogspot.jp/2017/11/what-really-caused-financial-crisis.html