英字紙ウォッチング

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雇用統計プレビュー

 4月の雇用統計を前に、5つの注目点。コンセンサスの事前予想では18・8万人の雇用増が見込まれている。3月は9万8000人だった。
 今年1〜3月の雇用者数の増加は53・3万人だった。もし雇用のペースを加速させるなら、4月により雇用が増える必要がある。冬場の不振要因を加味すると、4月の新規雇用はもっと増えてもおかしくない。しかし、雇用の減速が一層加速すると、経済がいわゆる「ソフトパッチ」になっている恐れがある。
 4月の雇用統計における注目点の一つは、どのセクターで雇用が増えているかだ。1990年以降、14ある主要セクターのうち、半分の雇用が減少すると、平均的な新規雇用はゼロに近くなる。
 もう一つの注目は失業率だ。現在4・5%で、2007年以降で最低水準だ。完全雇用に近づいているようだと、賃金が上昇するかもしれない。
 https://blogs.wsj.com/briefly/2017/05/04/5-things-to-watch-in-the-april-jobs-report-3/