英字紙ウォッチング

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親ロシア戦略の後退

 晴れ。随分と暖かくなってきた。
 トランプ氏が進める急速なロシアとの和解プランが後退しつつある。ロシアが大統領選挙に介入したとされることが、米露関係を複雑化させている。ロシア側はプーチン大統領との首脳会談を提案してきているが、モスクワ政府と大胆な交渉をすることについて、懐疑的な見方が増えている。
 今週、ホワイトハウスにおいて、安全保障に関するハイレベル協議が行われた。4月中旬にティラーソン国務長官が初めてロシアを訪問するからだ。
 特定の分野における可能な協力についてが焦点だが、トランプ政権の幹部は現在、大きな交渉をすることについて障害を感じている。たとえば、兵器の展開やイランとの予備交渉、サイバーテロウクライナ介入などについてである。
 ロシアが昨年の大統領選挙に介入したことについて、米国政府の調査が進み、その結果、ロシアとの関係が緊迫化し、交渉の見通しはますます暗いものになっている。
 木曜日には共和、民主両党の上院議員が主導する平リングが行われる。下院でも同様な調査が進んでいる。
 https://www.wsj.com/articles/trumps-rapid-rapprochement-plans-with-russia-fade-1490831072