英字紙ウォッチング

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首席検事の罷免

 曇。
 マンハッタンの首席検事が政権の要望に従わず、罷免された。オバマ政権時代に任命された検事をやめさせるよう求めた司法省の要求を断ったためだ。
 この出来事はニューヨーク市の司法関係者の間にショックのように伝わった。罷免されたバララ氏は過去8年間、検事関係者の間で非常に影響力のあった人物だったからだ。
 金曜日の午後、セッションズ司法長官はオバマ大統領によって任命された46人の検事について、辞任するよう求めていた。バララ氏以外で辞任を求められている検事たちは、今のところ辞任を拒んでいる。
 新しい政権が米国の司法関係者を総取っ替えする事態は前代未聞である。金曜日の要求はバララ氏にとっても驚きだった。11月にトランプ氏が彼とトランプタワーで会談した際、現在のポジションにとどまるよう求められたとバララ氏は述べている。
 この件に関してホワイトハウスや司法省は公式コメントを出していない。
 バララ氏はツイッターや声明において、司法にとって一つの大事なことは、絶対的な独立性である、と述べている。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-attorney-preet-bharara-defies-trump-request-to-resign-1489261404