英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

欧州主流派政党の試練

 今日も晴れ。このところ、いまの時期らしい天気が続いている。
 イタリアの国民投票である。日本時間の5日朝の時点では、世論調査の結果しか出ていない。それによると、ノーと回答する人が多数を占めているようだ。57%から61%の投票者が憲法改正に反対している。欧州のハートランドで、ポピュリスト政党が勝利する可能性が高まっている。
 レンツィ首相はもし国民投票でノーが多数派であるなら、辞任する考えを示している。首相は早ければ月曜日にも辞任することになる。そして、来年には総選挙が予定される。
 投票所の出口調査によると、57%から61%の人々が憲法改正にノーと答えている。欧州は政治的な大変動に見舞われている。2017年はドイツ、フランス、オランダで選挙が予定されており、すべての国で経済的な不安や反EUの機運、移民の増大に見舞われている。そして、それがポピュリスト政党の台頭につながっている。
 メインストリームのリーダーたちにとって、今年のブレグジットは主要なテストになっている。
 日曜日にオーストリアで行われた選挙では、中道左派の候補者が極右候補を退けた。
 http://www.wsj.com/articles/italy-votes-no-in-referendum-projections-indicate-1480891355