エコノミストはドル高の特集である。現在、ドル高が世界経済にとっていかに悪いことであるかを説いている。ドル高を歓迎する向きもあるが、グローバルなファイナンスの世界において、ドル高のもたらす意味を再考している。
大統領選後、他の主要通貨の中でドルは独歩高を演じている。2011年と比べて、すでに４割増価している。とくに新興国通貨に対し、ドル高は著しい。人民元は、２００８年以降でもっとも対ドルで安値に沈んでいる。中国の当局は人民元流出に神経質になっている。
しかし、ドルはそもそもここ数年間、増価基調にあった。
http://www.economist.com/news/leaders/21711041-rise-greenback-looks-something-welcome-ignore-central-role
