英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ヒラリーはなぜ嫌われるか

 大統領選はどうやらヒラリー候補が優勢のようだ。
 しかし、なぜヒラリーは嫌われるか。
 たとえば、クリントン財団の総務掛であった人間が、欠陥はなかったとして自身を守るために彼女と争っている。また、民主党候補者を捨てることで稼ぐようなクリントンの同僚の意見も割り引いて考える必要があるかもしれない。彼らはビル・クリントンの政治的手法をトライアンギュレーションと評している。反ヒラリーの論戦でも、ナショナル・インクワイアラーのコラムニストは、68歳の大統領候補を捕食性のレズビアンだとしている。
 トランプ氏についで、過去2番目に不人気な大統領候補であるクリントン氏の、より冷静な批判者は、過去25年間にわたって彼女のソバで働いていた実務家や政治家だろう。彼ら彼女らはよりニュアンスに満ちた賞賛の言葉を昔のボスに対して述べている。
 一つはワーカホリック。ヒラリー氏は従業員に対し、時間や忠誠を際限なく求め続ける。彼女は常に暖かくも、あいまいでもないのだという。しかし、ヒラリーの基準からすると、クリントン氏は節度あるボスなのだという。
 共和党議員を含むヒラリー氏のかつての議会同僚は、彼女のことをより賞賛の言葉で褒め称える。
 しかし、アメリカ人の約55%はクリントン氏のことを好きではない。
 http://www.economist.com/news/united-states/21709053-americas-probable-next-president-deeply-reviled-why-hating-hillary