英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ベージュブック

 曇り。
 アップルのiPhone7が発表された。実際的だが、驚くほどではない、という。
 http://www.wsj.com/articles/iphone-7-first-look-practical-but-not-jaw-dropping-1473290075
 Fedベージュブック。賃金は上昇しているが、インフレ圧力を弱めている。労働市場のタイト化と賃金上昇が必ずしも実質的なインフレ圧力を高めているわけではないことが、Fedのレポートでわかった。9月のFOMCを前に、経済の見通しは混迷している。
 全体的にみて、経済はゆっくりとしたペースで拡大し続けている。各地域の小話的な情報を集めたベージュブックによると、大半の地区では、労働市場はタイトになっている。雇用はゆっくり拡大しており、労働局の発表した賃金上昇と整合的な動きとなっている。
 http://www.wsj.com/articles/fed-beige-book-economy-expanded-at-a-modest-pace-through-august-1473271622
 昨日に引き続きDuy教授。失業率が、Fedの計算している自然失業率に近づいている。これ以上失業率を下げるのは、リスクのある戦略なのか、という問いかけである。
 結果として、Fed内のタカ派は、経済の過熱を防ぐために利上げを急ぐべきだと主張している。この過熱論は、次のリセッションへの備えでもある。たとえば、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の講演である。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2016/09/is-pushing-unemployment-lower-a-risky-strategy.html