英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

クルーズの巻き返し

 曇り時々晴れ。
 現地時間の土曜日も続く米国の大統領選挙である。カンザス州ではクルーズ候補が順調なスタートを切った。
 WSJによるライブアップデイトによると、カンザスのほか、ケンタッキー、ルイジアナ、メインの各州で世論調査が行われている。一方、民主党カンザスルイジアナネブラスカの3州で投票が行われる。
 http://blogs.wsj.com/washwire/2016/03/05/saturdays-presidential-contests-live-blog/
 逆説的な論考。トランプ氏は実は、共和党再生の救世主だという冒頭の皮肉は、スパイスが効いている。 共和党の主流派は、政治の世界に入るのにお金が必要だというシステムを作り上げた。それは、彼らがお金をコントロールしたからだ。しかし、このシステムは、大金持ちがこのシステムをのっとる余地をあたえてしまう。
 で、本稿のメインのテーマは、キャメロン首相の国民投票である。専門家の結論は、EU離脱はマイナスであり、残留がプラスというものだ。しかし、こうした分析を理解する背景のない有権者がどういう結論を出すか定かではない。
 つまり、EUに関する国民投票は、経済の専門家が世論にどれほど影響を与えうるか、その社会実験とも言えるのだ。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2016/03/camerons-chickens.html