英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

FOMCを迎えるにあたって

 今日は晴れ。暖かくなりそうだ。
 いよいよ日本時間で17日朝、FOMCが政策を決める。
 長きにわたる低金利政策は失業率を減少させたが、米国経済の弱点はまだ残っている。Hilsenrath記者がFedの異例の金融緩和政策を振り返っている。この政策によって力強い経済の拡大はなかったが、批判者が恐れるような災厄も起きなかった。
 バーナンキ前議長はインタビューに応じ、「Fedにとってこの期間は実際のところ、大きな不確実性と不安の期間であった」と振り返っている。
 低金利は景気拡大を後押しした。すでに景気拡大期は78ヶ月の長期にわたっている。失業率は5パーセントで、これはリセッションのピークの半分である。欧州と比べてもその改善ぶりは明確だ。
 しかし、経済規模や所得の成長は失望させるものだ。金利に敏感なセクター、たとえば自動車や小売り関係はブームとなった。一方、住宅の回復はスローだ。
 http://www.wsj.com/articles/fed-to-mark-the-end-of-era-1450213323