英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

共和党ポピュリズムの台頭

 晴れ。パソコンが重い重い。重いと実にストレスフル。
 共和党の大統領選候補選び。レースが進むにつれ、ポピュリズムの台頭が著しくなっている。候補者たちはそれぞれ、大手銀行をたたき、Fedをこき下ろし、大手企業や国際貿易協定を槍玉にあげている。こうした論争をみると、2008年の金融危機共和党という政党をいかに変容させたかがまざまざとわかる。今後もポピュリズムの奔流が止まりそうもない。
 彼らに共通するのは、大手銀行や企業、国際貿易協定に対する警戒感だ。Fedへの敵対心も隠そうとしない。
 こうした感情的な本音は2009年の茶会党の台頭を許した。
 トランプ候補やテキサス州上院議員のテッド・クルズ候補などは、反エスタブリッシュメントをアピールして人気を集めている。一方、ジェブ・ブッシュ候補らは親ビジネスという共和党の基礎となる主張をバランスをとりながら何とか維持しているが、大きく支持を集めるところまでにはいっていない。
 ポピュリズム的な潮流は共和党だけでなく、民主党にも流れている。
 http://www.wsj.com/articles/populism-on-the-rise-in-gop-race-for-president-1447262303
 スウェーデンの難民対策。これまで流入に寛容な政策を続けてきたが、国境のチェックを再導入する。同国には今年20万人の難民が入ってくると予想されている。シェンゲン条約に基づき、国家間の移動はパスポートなしで自由のはずだったが、ドイツ、オーストリアに続き、スウェーデンも国境チェック導入に追い込まれた。
 木曜日にはEU首脳がマルタに集まって、難民危機対応の会合を開く。
 スウェーデンは難民たちに人気のある目的国のひとつだ。スウェーデンの国境管理施策の導入は、大きな影響を与える。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f862f280-88b7-11e5-9f8c-a8d619fa707c.html#axzz3r2VzMlXu