英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

苦境ヘッジファンド

 晴れ。連日気持ちのよい天気である。
 米国のヘッジファンドフォートレス・インベストメント・グループが、基幹ファンドの閉鎖に追い込まれた。ファンドを率いてきたマイケル・ノボグラッツ氏は会社を去る。
 フォートレスのマクロファンドは2002年に立ち上げられた。世界のマクロ経済の変化に投資するファンドで、株式や債券、コモディティなどに幅広く投資している。しかし、今年9月までの成績は17・5%の値下がりとなっていた。とくに響いたのがブラジルなど新興国市場への投資だ。
 同社のマクロファンドの運用資産総額は16億ドル。07年時点では80億ドル以上あった。フォートレスの閉鎖は、ヘッジファンド業界の苦境ぶりを象徴している。
 http://www.wsj.com/articles/fortress-investment-to-close-flagship-macro-hedge-fund-1444681007
 大手投資家たちが、自動車メーカーの排気ガス基準に関するロビイングの情報を求めている。自動車セクターは投資家の価値を破壊しつつあるのではないかと懸念している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/16110904-70a1-11e5-9b9e-690fdae72044.html#axzz3oOz4Q7ch
 ノーベル経済学賞が発表された。アンガス・ディートン教授である。FTが早速教授とのやり取りをまとめている。
 不平等、対外援助、貧困の測定の3つの分野についてである。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b60c2e76-70f0-11e5-ad6d-f4ed76f0900a.html#axzz3oOz4Q7ch