英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブランクファインの告白

 ゴールドマン・サックスのCEO、ブランクファイン氏がリンパ腫であることを明らかにした。今後も通常通りに働くが、ニューヨークで化学療法を受ける。記事についている写真は、面変わりした氏の姿を伝えている。写真はある意味、残酷である。
 ブランクファインCEOは61歳。前任のポールソン氏が財務長官に就任したことに伴い、2006年からゴールドマンのCEOを務めている。
 しかし、投資家の反応は手厳しい。病気の治療を受けながら世界トップの投資銀行CEOの職を勤め続けることができるのか、疑問なしとしないからだ。また、ゴールドマンのサクセッションプランが十分機能していないのではないか、との疑念を抱かせる出来事だ。
 http://www.wsj.com/articles/goldman-ceo-lloyd-blankfein-has-lymphoma-1442924494
 22日の世界の株式市場は大きく下落した。世界経済の成長への懸念がFedの利上げ計画に対し、不確実性が高まっているからだ。フォルクスワーゲンが米国の排ガステストで操作を行っていたニュースも市場のセンチメントを悪化させた。
 http://www.wsj.com/articles/european-shares-fizzle-after-rally-1442908754