英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ローフレーションは永遠に?

 曇り。暑い。
 マクロ的にはユーロ圏経済は回復を続けている。ギリシャの債務問題や中国の減速があるにも関わらずだ。銀行貸し出しやセンチメントも改善している。
 http://www.wsj.com/articles/eurozone-recovery-continues-as-bank-lending-sentiment-rise-1437994638
 IMF欧州中央銀行に対し、ギリシャの不安定性が欧州全域に広がらないよう、もっと積極的に消火力を使うよう促している。欧州中央銀行量的緩和IMFは評価している。
 焦点は来年9月までとされている量的緩和がその後も継続されるかどうか。レポートを書いたIMFの担当者は、来年9月以降も継続する必要があるとみている。インフレ率が目標の2%に到達していないからだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cc6ed872-3445-11e5-bdbb-35e55cbae175.html#axzz3h90FKusP
 Gavyn Davies。米国の「ローフレーション」は米国で永遠に続くかという問いかけ。
 直近のイエレン議長の講演で、彼女はインフレーションという言葉を40回使った。失業や雇用は28回だったのに。水曜日に公表されるFOMCステートメントは注目だ。
 FEDはもしかすると、インフレ率が低くても、雇用の改善が順調であれば、利上げに踏み切るかもしれない。
 問題は、失業率とインフレ率の間に過去それほど相関はなかったのに、なぜFEDは雇用を重視するのか。
 http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/07/26/lowflation-forever-in-the-us/