英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

財政再建はなぜ必要か

 連休2日目の今日も快晴。外で体を動かしたくなる。
 2月の総選挙の後、2か月間にわたって政治的空白が続いていたイタリアで、ようやく内閣が発足する。3党による大連立政権(grand coalition)となる。要となる職において、文民テクノクラート)を起用する。
 ベルルスコーニ元首相は内閣に入らないが、内閣の背後において影響力を行使するとみられている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4467c146-af63-11e2-a020-00144feabdc0.html#axzz2RiEqZm3s
 なぜ財政再建が必要なのか。FT紙の記者たちが話し合った。
 緊縮財政を支持するChris Giles記者は、緊縮財政は道徳上の失敗を叱責したり、税負担や公的支出の多さを激しく怒るものでもない。ゴードン・ブラウン元首相がかつて述べたように、目的のためにプルーデント(慎重)であることだという。つまり、危機や戦争が起き、それらと戦うための十分な弾薬を備えておく必要がある、という主張だ。
 この主張には十分同意できる。しかし、残念なことに、日本においては緊縮財政の必要性について、これほど真っ向から議論されることは稀である。
 また、この記事も指摘しているように、問題は緊縮財政を進めるスピードだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e1532c9a-aceb-11e2-b27f-00144feabdc0.html#axzz2RiEqZm3s