英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドイツの給付金

 ドイツでは、コロナ支援策がドイツ経済へ長期的に与える影響が懸念されているようだ。

 ドイツでも時短勤務を迫られた労働者に対し、給付金を出すプログラムが設けられた。IMFも推薦する基準となる動きだ。同時に、この制度は欧州全体でまねされるようになった。雇用と所得を守る措置だ。

 https://www.economist.com/europe/2020/09/16/germanys-bail-out-brings-worries-about-its-long-term-effects

FOMC

 曇り。

 FOMCである。Fedは少なくとも2023年末までゼロ金利を続けるとのメッセージを発した。

 Fedはコロナのパンデミックに対し、金融政策を強化した。政策金利は少なくとも2023年末までゼロ状態が続けられる。同時に、インフレ率が2%をしばらくの間上回るまで、金融政策を引き締めないとのメッセージも発した。フォワドガイダンスの強化である。

 この新しいフォワドガイダンスは、Fedのよりハト派的な長期スタンスを強める格好になった。ゼロ金利は今後数年間は続けられそうだ。

 水曜日にはパウエル議長が記者会見し、これは我々の信頼に関わる問題である、と述べた。

 米国経済はFedの見通しよりも早いペースで回復している。だが、この回復ぶりは完全ではなく、脆弱なものだ。財政政策のサポートも必要としている。

 水曜日にFOMCはより野心的な経済の目標を示した。インフレ率は2%をしばらくの間上回り、長期のインフレ期待が2%にアンカーされていることだ。

 Fedの中心的な見通しによると、2020年の経済成長は3.7%の減少となる。失業率は7.6%の見通しである。

 https://www.ft.com/content/827302da-4257-4bbc-a0fa-9bc98f65d661

UBSとクレディスイス

 曇り。

 UBSとクレディスイスが合併を検討しているという。欧州の大手金融機関が再び再編に乗り出した。

 UBSのアクセル・ウェバー会長はクレディスイスとの合併を模索している。実現すれば、スイスの金融機関として、ウェルスマネジメントや投資銀行部門として世界トップとなる。

 ウェバー氏は外部の経営コンサルタントを使い、合併の可能性を検討するよう指示した。しかし、クレディスイスとの間で公式の話し合いは始まっていない。

 この動きはコストカットの要請が強まり、トップ交代を機に模索された。両方の銀行ともノーコメントとしている。

 https://www.ft.com/content/6eb02b5b-cfec-478a-ad04-adceb935ee54

ソフトバンクG、非公開化を再検討

 曇り。

 ソフトバンクの幹部が、グループの非公開化を再検討していると報じられている。FTより。400億ドルのアームHDの売却を含め、一連の資産売却の後、非公開化という戦略を再検討するという。

 https://www.ft.com/content/a83648a9-62fe-41d2-88e4-870fb2665b60

大坂なおみとマスク

 曇り。

 大坂なおみ全米オープンを制した。暴力の犠牲になっている黒人の犠牲者の名前を挙げ、社会的な正義を求めたマスクについて問われ、人々がこのことについて話し合うきっかけになれば、と試合後のインタビューで答えた。

 https://www.nytimes.com/2020/09/12/sports/tennis/naomi-osaka-us-open-title.html?action=click&module=Top%20Stories&pgtype=Homepage